転職者向けの筆記試験の定番「SPI3/SPI-G(WEBテスティングサービス)」を見抜いて攻略せよ!




転職活動で使われる筆記試験の種類はさまざまです。

そのなかでもSPIは業界や職種を問わず企業から大変人気のある筆記試験です。大手企業からの人気が高く、これから転職活動を始めようと考えている人は必ずおさえておきたい試験の一つになると思います。

今回は、SPIのなかでも好きな時間に、自宅で、気軽に受けることが出来る「SPIのWEBテスト」にあたる「WEBテスティングサービス」の攻略法について考えます。

安心してください!WEBテスティングサービスの対策は企業からの案内を受け取ってからでも遅くはありません。十分間に合います。

WEBテスティングサービスの手ほどき

WEBテスティングサービスとは?

先ほども書いたようにWEBテスティングサービスはSPIのWEBテスト版です。

SPIは、就職活動を一度は経験したことがある人ならば誰もが必ず知っている筆記試験です。今更説明する必要もないほど超有名です。

改めて説明をすれば、SPIはリクルートが企業へ向けて販売している筆記試験のパッケージのことです。SPIのメインターゲットは就活中の学生になりますが、実は転職者向けのSPIというのも存在しています。

キャリタスさんがより詳しくSPIについて解説しているので以下もご覧ください。

SPIは、国語・算数などの能力を測る「基礎能力適性検査」と、性格の特性を測る「性格適性検査」で構成されています。このうち「基礎能力適性検査」は言語問題と非言語問題に分かれています。言語問題は、基礎的な語彙力や文章の読解力が求められ、「二語の関係」、「語句用法」「長文読解」などのジャンルから出題されます。非言語問題は、基礎的な計算能力、論理的思考が求められ、「比率」「図表読み取り」「確率」「推論」などのジャンルから出題されます。言語も非言語も中学から高校1年レベルの問題がほとんどですが、SPI独特の言い回しなど、対策が必要です。「性格適性検査」は、答えないと性格の傾向を測る尺度が表示されないこともあります。全問解答という心がけで臨みましょう。(出典:キャリタス就活2019

WEBテスティングサービスもSPIと同様に「基礎能力適性検査(言語と非言語)」と「性格適性検査」から構成されます。

基礎能力適性検査は基礎学力を測る試験であり、性格適性検査は性格診断です。企業は筆記試験の結果を通じて応募者の基礎学力がどれほどか、募集している職種への適性や自社の社風に合致しているかを参考程度に知ろうとしています。

新卒者向けとの違いは出題範囲のみ

WEBテスティングサービスはターゲットごとに分かれています。

より詳細には、SPIには次の4つの試験が存在します。

  • 転職者向けのSPI:SPI-G
  • 新卒者向けのSPI:SPI-U
  • 高卒者向けのSPI:SPI-H
  • 英語検査のSPI:ENG

それでは、新卒者向けと転職者向けではどこが違うのでしょうか。

結論を言えば、出題範囲が異なるだけで、出題形式などは全く同じなのです。

転職者向けの「SPI-G」は、新卒者向けの「SPI-U」の出題範囲に非言語の「縮尺」と「方角」が追加されただけです。転職者向けは新卒者向けよりも出題範囲が少し広くなっている分、「やや難しくなっている」と言えます。

しかし、そこまで大きな差ではないので、転職者向けのWEBテスティングサービスに怯える必要はありません。

WEBテスティングサービスの見抜き方

筆記試験を見抜き方は簡単

WEBテスティングサービスが何となくどのような試験か分かったところで、最初にやらなければならないことがあります。

それは、これから自分自身が受けようとしている筆記試験がWEBテスティングサービスであるかどうかの確認です。

WEBテスティングサービスであることを確認する方法は簡単です。ここでの見極めを誤ると、せっかく時間を作って試験対策をしたのにも関わらず全く意味がなくなってしまいます

案内に「arourua」の文字列があるかどうか

企業から届いた筆記試験の案内メール文面を見てください。

WEBテスティングサービスの受験案内はほぼ間違いなく自分自身が登録したメールアドレスに届きます。筆記試験の案内が届けば、メール本文のリンク先のURLを見てください。

そこに「arorua.net」の文字列が含まれていたならば、これから受けるその筆記試験は「WEBテスティングサービス」です。

以下に、某企業から僕が受け取ったメール文面を引用します(2015年頃に受信)。

◆あなたのIDはXXXXXXXXです。

◆下記URLhttp://arorua.net~(試験を受験するためのURL)

※URLをクリックしても正しく表示されない場合は、URLをコピーし、
ブラウザのアドレスバーにはりつけてください。

◆受検可能期間

XXXX年X月X日 X時XX分 ~ XXXX年X月X日 23時59分

◆検査の所要時間は約65分です。

※事前の環境確認の時間は含まれておりません。

時間に余裕をもって受検いただくことをお勧めいたします。

(過去に受け取ったメール本文)

WEBテスティングサービスの受験ルール

受験可能期間に注意

先ほどのメールでも書かれていたように、WEBテスティングサービスには「受験可能期間」が設定されています。

実際は受験する前に試験対策をすると思いますが、受験可能期間には注意してください。仕事に忙殺されて気付いた頃には受験可能期間を過ぎていたは「アウト」です。取り返しのつかない事態になります。

受験可能期間は少し長めに設定されていますので焦る必要はありません。試験問題は簡単なので、落ち着いて、問題に少し慣れるだけでも十分合格点は狙えます。

僕自身も同じようにメールを受け取ってからWEBテスティングサービスであることを知り、それから試験対策を行いました。過去、複数社で受けましたが筆記試験で落ちたことはありませんので安心してください。

受験できるのは1回限り

WEBテスティングサービスの本番の試験を受験できる回数はもちろん1回です。

出題される問題というのは人によって違います。各ジャンルごと、幾つか用意された問題から各ジャンルごと無作為に選ばれて出題されます。

通信エラーは自己責任となる

自宅受験のWEB試験になりますので、PCの動作環境等はすべて自己責任になります。

実際の試験では時間との戦いとなるため、画面のロード時間がかかってしまったり、試験中に画面がフリーズしたとなったら目も当てられません。

自宅のPCが不調で使いづらく、インターネット環境に不安があるようなら、近くのインターネットカフェなどで受験することを強くおすすめします。

必要なものは決められている

企業からWEBテスティングサービスの案内が届くと以下の3点が必要な準備物として記載されています 。

◆受験に必要な準備物(能力検査受験の場合のみ)

  • 電卓
  • 筆記用具
  • メモできるもの

試験中、電卓を使うことができますが、先ほども書いたように本番の試験は時間との戦いです。電卓は普段から使い慣れたものを用意して試験に挑んでください。

自宅以外で受験する場合は、電卓、メモ、ボールペンを忘れずにお持ちください。

WEBテスティングサービスの試験対策

これから受験する筆記試験がWEBテスティングサービスであると分かったのであれば、あとは限られた時間内で試験対策をするしかありません。

もちろん現職を続けながらであったり、他の企業も受けながらとなるため試験対策に使える時間が限られていると思います。

試験対策に十分な時間を割くことは難しいかもしれませんが、無理をせず、出来る範囲で対策を行ってください。そして、最後まで諦めないことが大切です。

対策本を買って対策しよう

具体的な対策方法についてです。

まず、対策本を1冊または2冊買いましょう。そして、対策本に載っている例題や練習問題をただひたすら繰り返し解くことが対策となります。

学生時代に就活でSPIを使ったWEBテスティングサービスやテストセンターで問題を解いたことがある人は当時の勘を取り戻すだけなので1冊もやれば十分です。しかし、SPIで苦い経験した人や不安な人は異なる2冊の対策本を買って対策をしておけばいいと思います。

対策本としておすすめの本を紹介します。SPIとタイトルにはありますが、WEBテスティングサービスの対策にも使えます。僕自身も対策本を使って合格しました。

もちろんこれら以外でも構いません。

対策本を購入する時ですが、現在の就職・転職市場で使われているSPIは「SPI3」となります。「SPI3」に対応しており、かつ「新卒者向け」ではなく「転職者向け」の対策本を選びましょう。

僕の経験では、リアルの書店で転職者向けの対策本を置いている店舗は少ないです。僕もかなりの店舗を探し回った経験があります。店舗では売れる本しか置かれないので、新卒者向けはあっても転職者向けは置いてないことが多いです。

探す手間が勿体ないので、ネットショッピングで買いましょう。出題される問題に慣れることが目的なので、新品でなくても中古の対策本でも問題なく使えます。

とにかく問題に慣れること

筆記試験が苦手だと思う人も心配いりません。WEBテスティングサービスは大学受験など他の試験とは性質が違います。

対策本を使ったポイントは、SPIの独特な問題に慣れてコツを掴むことです。とにかく大量の問題を解き、出題傾向や解法に慣れることが大切です。

ずばり言えば、解法もパターン化されているので、問題と解法を覚えるくらい反復練習を積むことで合格点はもちろん高得点が狙えます。

だから、一度解いた問題でも何度も繰り返し解いても構いません。とにかく慣れてください。

中には思考力や知識を試す問題も出題されますが、それよりも「大量の問題が与えられた時、それを限られた時間内にどう効率よく処理できるか」を試す試験でもあり、その時の「ストレス耐性」なんかも見ようとしているのだと思います。

まずは、冷静に落ち着いて、最後まで投げ出さず問題を解き続けることが本番の試験では大切です。

難しい問題があれば迷わずスキップする勇気を持ち、簡単な問題を確実に得点にしていきましょう。

反復と苦手分野の集中

僕が対策本を使って実際に取り組んでいた方法を紹介します。この流れに沿って対策をすれば短時間でも十分な効果が得られると思います。

  1. 例題を見て解法を覚える
  2. 練習問題を解く
  3. 答え合わせ
  4. 見直す

一通り対策本の問題を解いてみると、自分の得意分野と苦手分野が見えてきます。得意分野はほどほどに、苦手分野については時間が許す限り反復練習をすることがポイントです。すると、段々と問題に慣れていきます。

練習問題を解く時は本番さながらに時間を計りながら対策をしていくと効果は高いです。

何度も書きますが、本番の試験では時間との戦いになると思います。時間の感覚も掴んでおいてください。

とにかく時間がない人はネットで対策も

とにかく時間がない人や受験可能期間を過ぎてしまいそうな人は対策本を買って手元に届くまでに日数がかかってしまいます。

実はネット上でもSPIの対策というのは可能です。

https://saisokuspi.com/

例えば、上記のStudy Proを利用すれば通勤時間など空いた時間を利用して気楽にSPI対策ができます。

他にも類似サイトがありますが、僕はこのStudy Proが圧倒していると思います。最近ではスマホアプリ版も登場し、ますます便利になっています。

対策本を使った対策と組み合わせて苦手分野のみ「Study Pro」を利用するなど、併用することで学習効果を高めることができます。

合格基準はあってないようなもの

誰しもが筆記試験を受けるからには合格したいに決まっています。

実際、どのくらいの正答率であれば合格するか、というのは気にはなりますよね。

ところが、転職においては「合格基準」を設けることはすごく難しいのです。

転職の場合、新卒のように数百人や数千人を超えるような大量の応募者から面接へ呼ぶ人を絞り込むという「足切り」に使われることはありません。

転職では、人気企業でも一つの募集職種に数十名の応募になるかと思います。また、経験者採用と言う性質上、職務能力が重視される傾向があり、今更、基礎学力がどうこうで評価することはほぼありません。

従って、面接重視となりますから、これまでの経験と面接での人物面の評価が高ければ、筆記試験の結果が少しばかり思わしくなくても合格することは普通です。

ただし、筆記試験の結果をどう使うかは個別の企業に委ねられており、一概にこうであるとは言えません。

筆記試験を受験してしまったならば、その結果に一喜一憂せず、合格することを信じて次の面接の対策を行うなど、ポジティブに過ごすことが大切です。

性格適性検査の対策も忘れずに

性格適性検査では、自分の性格を偽る必要はありませんが、性格適性検査で何が見られているかを確認します。

この性格適性検査では、応募者がその企業の「社風・環境」に合っているか、求める人物像と合致しているか、またはストレス耐性などを総合的に評価しています。

性格適性検査の結果を面接の補助的資料とする企業もあり、過度に自分をよく見せようと嘘偽の選択肢ばかりを選んでしまうと、その整合性が取れなくなり墓穴を掘ることになります。

希望する職種に必要な素質や、その職種で活躍している人はどのような性格をしているか、自分で仮説を立て、その理想の自分物像となったつもりで解答するといいと思いますが、やり過ぎは逆効果です。

筆記試験情報の入手ルート

余談になりますが、転職における各企業の筆記試験に関する情報というのはほとんどありません。

僕は転職エージェントを活用した情報収集が最も有効だと思います。

転職エージェントには求人に関する情報だけでなく、過去の応募者が受けたデータなど選考に関する情報もあります。その企業を過去に受験された方の情報もあるので、各企業でどのような筆記試験が実施されているかや、その合格基準はどうなのか、など貴重な情報が入手できると思います。

最後に

いかがでしたか。

マイナビ調査によれば、転職活動で1人が応募する企業数は平均して8.4社になるようです。

【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい? / 転職ノウハウ / マイナビ転職

どの企業でどの試験が行われているかは実際に受けてみなければ分かりません。新卒の就活とは違い、母集団が少ない転職者向けの情報は限られてしまいます。

極端なことを言えば、8社受ければ8種類の試験を受けることになるかもしれません。この記事で紹介した「WEBテスティングサービス」は数ある筆記試験のうちの1つに過ぎませんが、メジャーな試験に変わりはありません。

是非、この記事を参考に自信を持って筆記試験に臨んでください!

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