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【注意】何故、転職活動は在職しながら行うか?先に仕事を辞めてしまうことの最大のデメリットとは

ごん(@career_gon)です。

いきなりですが、そもそも転職活動というのは今の仕事を続けながら、在職しながら行うことが大原則であり、面接官もそれを理解しています。

だから、転職先を決まるより前に、今の仕事を辞めて無職になる行為は、転職で絶対にやってはいけないことです。

しかし、それでも仕事が忙しかった場合は、先に今の仕事を退職してしまえば転職活動に専念できるので、効率かつ合理的なように思えますが、それは絶対にやってはいけないのです!

今回は、転職先を決めるよりも先に今の仕事を辞めてはいけない理由について解説したいと思います。

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目次

先に退職してしまうと良い転職ができなくなる

今の仕事を辞めることは、次の仕事が決まってからでも遅くありません。

しかし、仮に順序が逆になって、先に今の仕事を辞めてしまったとしても、転職が出来ないわけではありません。

なかには、先に無職になっても転職を成功させる人もいるでしょうが、かなり稀なケースだと思います。結局のところ、本人の実力次第に変わりありませんが。

私が思うのは、先に仕事を辞めてしまっては「良い転職」が出来なくなるということです。

それはどういうことかというと、内定を受けるだけでは本当の意味での転職の成功とは言えません。転職後の生活に満足できて、初めて転職に成功したと言うのではないでしょうか。

先に辞めても内定だけなら得られる可能性もありますが、それが希望するものであるかどうかは別の問題です。先に退職したことが、かえって不利な状況を生んでしまっています。

先に退職をしてしまうことのデメリット

先に退職をしてしまうことで転職活動が不利になりなるのは、次の3つのデメリットが存在するからだと考えます。

デメリット①:ブランク期間が作られること

企業の面接官は、経歴でブランク期間を持った人を嫌います。

ブランク期間は、どこの企業や団体にも所属していない期間、つまり無職でいる期間のことで、これが選考でマイナス要素となる理由は「後先を考えずに仕事を辞めた事実」を作ってしまっている点になります。

「後先を考えずに」というのは、次はどこで、何の仕事をするかも決まってないまま、無職になってしまう計画性の無さを指しています。

転職先を決めずに先に仕事を辞めてしまう人というのは「次も仕事で嫌なことがあったら、すぐに仕事を辞める選択が取れる人」、つまり「仕事に対する責任感がなく、途中で投げ出す可能性が高い危険な人」とみなされ、書類選考や面接で大きく評価を下げてしまいます。

また、先に辞めてしまった場合、

  • 何故、仕事を退職されたのですか?
  • 今は無職のようですが、何をされているのですか?

という質問がほぼ間違いなく飛んでくると思ってください。

説明すれば理解してもらえる正当な理由があったとしても、書類選考の段階では説明する機会が無いので、それがあるだけで圧倒的に不利となり、不合格となってしまいます。

また、面接官も先に辞めなくても転職活動は行えることを知っていますし、それを知った上で面接のスケジュールを計画します。

つまり、この状況で面接官の理解を得ることはかなり難しいです。

デメリット②:妥協して決めてしまうリスクが高くなる

確かに、仕事を辞めてから転職活動をすると、仕事を続けながら転職活動を行うよりも、時間にゆとりが生まれます。

しかし、日々の生活を維持するにもお金が必要です。

今の仕事を辞める時は、貯金があるから大丈夫だとか、雇用保険が入るから問題ないとか思うかも知れませんが、そういう安易な考えで安定した収入を失うと、日々無くなっていく通帳残高を見て「早く就職しないといけない!」と焦ってしまうでしょう。

そうなると、とりあえず内定を貰えた企業へ妥協して入社を決めてしまうことも想定されます。

妥協して転職先を決めたがために、入社後に後悔して、結局、退職してしまうリスクも上がります。

デメリット③:無職期間が続くとさらに不利になる

いくら転職活動に専念したいからと無職になっても、その期間が続けば、それはもはや「ただの無職の人」です。

今の転職市場が企業側に有利な買い手市場か、転職希望者にとって有利な売り手市場なのかどうかは景気動向や社会情勢に左右されますが、コロナ禍の今は、旅行や飲食を中心に採用に消極的な業界や企業は沢山あります。

今のようにそもそも求人が少ない中でも、妥協だけはしたくないので求人を選ぶと思います。そうすると、応募を躊躇い、なかなか企業の選考にも参加できないので、内定がますます遠のくという悪循環が生まれてしまいます。

無職の状態が続くと、結局、妥協して次の仕事を探すことになるでしょう。

余談:先に退職をすべきケースは?

余談ですが、先に退職をすべきケースもあります。

今の職場環境がブラックで、朝も夜も遅く、休日も出勤や出張でほとんど休日が取れていないような人は、転職活動どころか、この状況が続くと先に身体を壊してしまうリスクがあります。

身体を壊してしまうくらいならば、先に退職をして、いち早く次の仕事を探せる環境を確保すべきだと考えます。

その事情であれば、面接官も理解を示してくれるでしょう。

最後に

いかがでしたか。

どんなに今の仕事が忙しくても、そのなかでセルフマネジメントをして、今の仕事も、転職活動もどちらも両立できるような人は間違いなく優秀な人です。

仕事をしながらの転職活動は大変ですが、ポジティブに捉えることができれば結果は付いてくるものと信じましょう。

  • この記事を書いた人

ごん

普段は大手製薬会社で新薬開発に従事しています。
順風満帆なキャリアではなく、今の仕事に辿り着くまでに4回の転職を経験しました。現在の会社は5社目です。
就活に失敗しても、転職に失敗しても這い上がってきました。
ブレない軸と行動力で転職によって人生を変えられます。

このブログは、就活・転職の失敗と成功から学んだキャリア実現方法や転職攻略法を独自の視点で綴っています。 夢や憧れを生業にする喜びを一人でも多くの人に知ってもらいたい!諦めず、一緒に頑張りましょう!

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