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転職の段取りを徹底解説!はじめての転職で失敗しないためのポイント

  • これまでの経験を活かしてキャリアップしたい
  • 今の仕事内容を変えて新しい仕事に挑戦したい
  • 今よりも年収や待遇を良くしたい

転職を考えるきっかけは人それぞれで、どれも転職で叶えることが出来るかもしれません。

しかし、はじめての転職というのは不安がつきもので、失敗したくないと誰もが思うはずですし、転職先選びに後悔することは避けたいものです。

そこで、この記事では転職を考えているけど、何から始めれば良いか分からない人に向けて、転職を成功させるために転職活動の段取りを徹底解説します。

私は過去に4回の転職経験があり、現在は5社目で働いています。転職の成功と失敗を繰り返した過去がありますが、その経験を通じて得た知見を皆さんに共有させて頂きます!

当ブログでは、転職サイトへの誘導を目的としたアフィリエイト記事ではなく、転職を真剣に考える人を応援するために本質をついた記事の作成を目指しています!個人の経験に基づく感想ですが、それが読者の皆さんのためになればと思って日々更新しています。

転職活動の8つのステップ

私は転職活動を8つのステップに分けて考えます。転職で失敗したくないのであれば段取りが全てです。まずは、それぞれのステップの概要を書いてみようと思います。

1. 事前準備

  • 転職の目的や目標を明確にし、将来のキャリアの方向性を定める。
  • 目的や目標を基に、転職活動の軸を設定する。

2. 職務経歴とスキルの棚卸し

  • 過去の経験やスキルを振り返り、具体的なプロジェクトや実績を整理する。
  • 職務経歴書や面接で活用できるよう、STAR法を用いて具体的なストーリーを構築する。

3. 応募書類の作成

  • 職務経歴書や履歴書の作成。特に職務経歴書は重要。
  • 強みや志望動機を具体的に示し、求人内容にフィットするよう工夫する。

4. 求人情報の収集

  • 転職サイト、転職エージェント、求人情報検索エンジン、ハローワークなどを活用して求人情報を広く収集。
  • 企業の公式サイトやSNSも積極的に利用し、企業の雰囲気や評判も把握する。

5. 応募

興味を持った求人に迅速に応募。

応募時には企業が求める人物像に仮説を立て、アピールポイントを見直す。

6. 面接対策

早めに面接対策を開始し、第一印象を重視。

職務経歴や志望動機、将来のビジョンを整理し、具体的なエピソードを用意する。

7. 内定

内定通知が届いたら、条件通知を確認し、不明点や疑問点を企業に確認。

納得の上で内定を承諾する。

8. 入社準備

現職の退職手続きや引き継ぎを丁寧に進める。

引越しが必要な場合は早めに準備を進め、有給休暇を活用してリフレッシュ。

これらのステップを順に進めることで、転職活動をスムーズに進めることができます。各ステップでは、具体的なアクションや注意点がありますので、詳細についても解説していきます。

【徹底解説1】 事前準備

転職活動に入る前の事前準備が重要です。

最初に今回の転職の目的や目標を整理し、今後のキャリアにどのような方向性を求めるのかを明確にしておきます。転職は自分自身の未来を考えるイベントなので、転職によって何を実現したいのかを最初に固めておくことはとても重要です。

また、目的や目標は転職活動の軸にもなります。将来の着地点を先に決めておくことで転職活動が進めやすくなります。

なかには、現職への不満から「とりあえず転職がしたい」と行動から入る方もいると思いますが、未来のことを何も考えずに始めると後が立ちゆかなくなります。大事なことは、転職は手段であって、目的ではないということです。私の例を挙げるとすれば、転職の目的は「製薬企業で新薬の開発に携わること」でした。新卒で異業界に入ったため、当時置かれていた状況を変えるには、転職するしかありませんでした。このように目的は、現在の仕事や環境では実現させることが難しいことを指すべきです。

次に、転職の目標を設定します。転職活動は不確実性がつきものですが、初めに目標を設定し、それに基づいて進めることが重要です。

私の例では、目標は「新薬の開発に関われるポジション」でした。目的に対して、目標が決まっていれば、転職活動の終点も明確になり、企業や求人の選びの基準にもなります。

【徹底解説2】職務経験とスキルの棚卸し

転職の目的と目標が明確になったら、次は職務経験とスキルの棚卸しです。

過去の経験やスキルを振り返り、どのようなプロジェクトや実績があるかを具体的に挙げ、それによって得られた成果や影響を具体的に示すとアピールすべき箇所が把握しやすくなります。職務経験やスキルの棚卸しをする際は、STAR法というフレームワークを活用して具体的な状況、課題、行動、結果をストーリーとして構築すると効率的に整理ができます。これをしておくことで、後の職務経歴書や面接で役立ちます。

転職は経験者採用であり、選考では自分が新しい職場でどのように活躍できるかを明確に伝える必要があります。これには説得させるための根拠として、具体的な数字や実績の裏付けが必要です。

選考は、自分を商品として売り込む商談の場だとすれば、経験やスキルをもとに、自分の強みを示し、相手に納得させて採用を勝ち取ることが必要です。他の候補者との差別化ポイント(自分にしかない強み)を考えながら、どのように売り込んでいくか、洗い出した職務経験やスキルを転職先でどのように活用させるかを同時に考えていく必要があります。

【徹底解説3】応募書類の作成

ここまでの準備が整ったら、いよいよ転職活動の本質に入っていきます。

次は、応募書類の作成ですが、履歴書と職務経歴書を作成します。特に、職務経歴書は重要です。企業は職務経歴書の内容を見て、求人内容とのフィット感を確認します。

職務経歴書は、職歴、業務内容、経験・実績、スキルだけでなく、自分の強みや志望動機も書きます。➁でまとめた経験やスキルをもとに自分の強みや志望動機を具体的に示し、企業から出された求人票に沿ってアピールできるようにします。

職務経歴書は、次の面接に呼んでもらうための資料であり、面接でも職務経歴書の内容に沿って質問されることが多いです。ただ、最初から時間をかけてじっくり作るのではなく、転職活動をしながら磨き上げていくものだと思うので、最初から100%という考えはやめ、70%程度の完成度を目指していきます。一度、書き上げてしまえば、それをテンプレートに使い、求人票を見て内容を吟味し、それに合わせて修正していくことで効率的に活用できます。

各企業が出す求人票には募集人員が決まっていることがほとんどです。選考に応募したタイミングで他の候補者が選考に進んでいて、先に内定が出てしまい、充足したことで募集停止となるリスクがあります。だから、転職は求人への応募の意思があれば、一早く動くことが基本です。早めに提出できれば、企業側も他の候補者への内定を保留にし、選考してもらえる可能性が高まります。求人票で応募先を探すよりも前に職務経歴書のテンプレートが完成している状態を目指すことを強くおすすめします。自分からチャンスを潰さず、掴み取ることです。

【徹底解説4】求人情報の収集

いよいよ求人情報を集めていきます。転職市場は広く、1回の転職活動で出会うことができる求人はほんの一握りです。理想とする求人に出会えない限りは転職の成功はあり得ません。求人情報を収集する方法はいくつかあります。自分に合った方法で探してみましょう。

1.転職サイトの活用

転職したいなら、まずは転職サイトに登録だとイメージされる方が多いと思います。リクナビネクストなどの転職サイトに登録し、求人情報を探します。

転職サイトは競争が激しいため、各転職サイトごとに視認性の良さ、使いやすさ、機能や特徴が異なりますが、色々と試してみて、自分のニーズに合ったサイトを選択することが重要です。

事前に職務経歴やスキルを登録しておくことで、企業やヘッドハンターからスカウト機能を通じて直接のアプローチを受けることがあります。

2.転職エージェントの利用

転職エージェントに登録することで、求人の紹介を受けることができます。また、エージェントはそれだけでなく、キャリア相談や応募書類の添削、応募時には企業への推薦、面接の際は日程調整や面接後のフォローアップなど、幅広いサポートが期待できます。

転職サイトとの大きな違いは、非公開求人(社外秘)の求人情報を多く取り扱っているところです。一般の求人サイトでは見られない情報も得られます。

3,求人情報検索エンジンの利用

Indeedなどの求人情報検索エンジンを利用して、求人情報を幅広く、一括で収集できれば便利です。

Indeedであれば、求人サイト、メディア、団体、企業のウェブサイトに掲載されている情報を一度の検索で閲覧できるうえ、求人情報が登録されている情報源にリンクされているので直接応募することが可能です。

ちなみにCMでもお馴染みのIndeedですが、元々はアメリカ企業でしたが、今はリクルートの子会社になっています。

4.ハローワークの活用

一部の求人情報は、ハローワーク(公共職業安定所)でも探すことができます。国(厚生労働者)が運営に関わっているので安心して利用できますし、全国各地にあるので最寄りのハローワークで相談や検索可能です。

ハローワークは地元に根付いた企業や中小企業などの求人を探すことができます。

5.リファラルの検討

リファラル採用は、最近増えている採用方法の一つです。

縁故採用と似ていますが、企業が社員の人脈を使って候補者を探すことができます。

もしも、周りに希望する企業に勤めている方がいれば、リファラル採用の実施有無を聞いてみるといいと思います。企業内での紹介になるので、選考プロセスがスムーズに進むことが期待できますし、企業の社風や職場の雰囲気などを直接教えてもらえるので入社後のミスマッチリスクは軽減できるメリットもあります。

6.その他

企業の公式サイトやSNS、求人募集イベントなど、様々な手段を駆使して積極的に情報を収集します。

転職サイトやエージェントだけでなく、最近は企業自体がSNSなどで直接求人情報を発信している場合も多いです。

求人情報の収集において、単に内容だけでなく、企業の社風や評判も把握しておくことが大切です。転職サイトには従業員の声やクチコミも掲載されていることがありますので、総合的な判断の材料として活用しましょう。

【徹底解説5】応募

興味を持った求人が見つかれば、すみやかに応募に移ります。履歴書と職務経歴書は応募時に必要な書類です。求人情報を基に、応募先の企業が求める人物像について仮説を立て、職務経歴書のアピールポイントの見直しを行います。

転職サイト経由の応募では、専用フォームが用意されており、転職エージェントを利用する場合はエージェントに連絡することで応募にかかる手続きを代行してもらえます。

【徹底解説6】面接対策

応募後、通常は数日から2週間以内には選考結果が通知されます。合格した場合、面接の案内が届きます。面接の日程調整は、通常は現職のスケジュールを考慮しながら行います。企業もその状況を理解しているため、無理なく面接のスケジュールを調整し、仕事への影響を最小限に抑えるよう心がけます。

面接対策は早めに開始し、合格通知を受けてからではなく、応募時点から着実に進めていくことが重要です。面接前後に筆記試験が課される場合もありますが、転職市場では面接が重視される傾向が強いため、試験前に軽く対策を行うくらいでいいと思います。

通常の面接は2回行われ、一次面接では現場責任者、最終面接では人事権を持つ役員が面接官となります。それぞれのステージに合わせた対策が求められます。

面接では印象を左右するため、第一印象を重視し、自己の強みや差別化ポイントを明確に伝えることが必要です。職務経験に関する具体的なエピソードや、転職理由、志望動機、将来のビジョン(5年後、10年後)なども整理しておくと良いと思います。

【徹底解説7】内定

面接に合格すれば、内定通知が届きます。応募から内定を受けるまでの期間は早い場合で1ヵ月、遅い場合でも1ヵ月半から2ヵ月ほどかかります。内定が出されると、最初に条件通知があり、雇用条件や年収について確認が行われます。もし不満や疑問があれば、企業と交渉するか、内定を辞退することになります。企業との直接交渉が苦手な人は、もしも転職エージェントを経由して応募していれば、エージェントの担当者に交渉を依頼することも可能です。条件面や待遇面だけでなく、内定を承諾する前に企業や面接官、働き方に関する疑問点も確認しておくことをおすすめします。

全て納得したうえで、内定を承諾する選択ができるよう心がけます。

【徹底解説8】入社準備

内定を承諾すれば、現職の退職手続きや引き継ぎを丁寧に進めます。

退職の意思は就業規則に則り、書かれている時期よりも前もって行うことが礼儀です。上司と話をして、引き継ぎの計画を立て、最終出勤日までに完了できるように実施します。

もしも、次の職場が遠くて、引越しが必要な場合は、早めにその準備も進めます。

引き継ぎが終わり、退職日までの期間は、有給休暇を活用してリフレッシュするのも一つの方法です。新たな環境への期待を胸に、新しい職場でのスタートに備えましょう。

転職は別に妥協する必要ない

転職活動の結果、自分自身が希望するような転職先が見つからず、納得ができないのであれば無理に転職しない方がいいと思います。将来、後悔する可能性が高いです。

やはり希望とあまりにもかけ離れているのであれば、転職はせずに、現職に留まることも一考すべきです。

その場合、原因はどこにあったのかを考えます。自分自身に原因があるのか、それとも転職市場に自分に合った求人が無かっただけなのか。もし、自分自身に原因があるならば、経験やスキルが足りず、他の候補者との比較で選考に不合格になった可能性があります。それならば、現職で足りない分の経験を積んで、スキルを鍛え直してから数年後に再チャレンジすればいいでしょう。

ただし、私のように異業界や異業種に転職したい場合、現職でいくら経験を積んだとしても、それが転職先で評価されなければ意味がありません。その場合におすすめしたいことが、将来、ステップアップできるような転職先を探すことです。例えて言うならば、日本からアメリカへ行くのに飛行機で直行便を使うか、他の国でトランジットするかのように、行き先は同じでも、そこへ辿り着くまでの行き方は一つではありません。短期的に見れば、転職回数が増え、職歴に傷がつくので、無意味な行為に思えるかも知れないですが、長期的に見れば将来の成功に近づく大事な一歩です。

どんな結果であれ、転職活動を経験し、自分自身の市場価値が分かっただけも成果であり、無駄なことではありません。

自分の市場価値(客観的な評価)には普段なかなか気付けないため、転職活動はそこに気付けるチャンスだと思います。結局、自分自身が目指すところと現在の立ち位置のギャップを測りながら、キャリアを積み上げていくことが次の転職活動を成功させるポイントだと思います。

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