ごん(@career_gon)です。
転職活動で希望する求人を見つけ、応募はしたけど、選考で不採用になってしまった。
これは、よくある話だと思います。
書類選考で不採用となって面接に呼ばれないこともありますし、面接までは進めたけれど、採用に至らないこともあります。
僕にはその気持ちが痛いほど分かりますが、やっぱり希望していた会社の選考で『不採用』になると望みが絶たれてしまって、辛い気持ちになります。
しかし、一度不採用になったくらいで諦めないで欲しいと思います。不採用でも、ある程度の期間、さらに職務経験を積み重ねていけば、次の転職でまた同じ会社の求人に応募することは可能です。
僕も一度面接で不採用になった会社に約2年後に再応募した経験があります。この記事では、その経験も踏まえ、不採用になった会社への再応募について解説していきます。
それでは、いきましょう!
目次
過去に不採用となった会社への再応募について
再応募は可能である
結論から言うと、転職で一度不採用になった会社への再応募は『可能』です。
再応募に向けた戦略としては、2通りのやり方があると思います。
- 別の会社へ一度転職してステップアップしてから再挑戦する場合
- 今の会社に残り経験を積む場合
どちらを選ぶべきかは、それぞれが希望するキャリアや今の置かれている状況によると思います。例えば、転職で思い切ったキャリアチェンジを考えているようであれば、前者を選択し、競合他社などで少しでも経験を積んでから再応募する方がうまくいくと思います。
不採用原因の排除とタイミングの見極めが重要
再応募にあたっては、不採用原因の排除と応募するタイミングの見極めが重要です。
まず、再応募の前提として、その会社が求人を出していなければ叶わぬ夢です。再応募には運も必要です。
いつ求人が出されても対応できるように、それまでに不採用原因の排除が必要です。それをしたうえで、応募するタイミングを見極めます。
また、次も同じ結果に終わった場合、三回目の応募はさらに苦しくなると思いますので、二回目の次がラストチャンスだと思って慎重になりましょう。
不採用の原因は特定できている?
同じ結果で終わらないために
不採用理由の排除が重要と言いましたが、その前に不採用理由の特定、把握は出来ていますか?
面接前の書類選考で不採用となったならば、単純に職務経験やスキルの問題である可能性が高いです。
書類選考は合格し、一次面接または最終面接で不採用となったならば、様々な原因が考えられますが、面接で上手くアピール出来なかった可能性があります。
このように、まず不採用原因を自分なりに理解し、把握することが必要です。それが出来ていないのに再応募しても、同じ結果で終わることが目に見えています。
不採用理由は教えてくれない
不採用になっても、その具体的理由を親切丁寧に教えてくれる会社はほとんどありません。
前述したとおり、書類選考での不採用は分かりやすいですが、面接で不採用になった時は特定が難しいです。それでも、感覚として『これが原因かな?』くらいは分かるものだと思っています。
転職エージェント経由で求人に応募していたならば、不採用の連絡を受けた直後であれば、コンサルタントを通して先方へ開示を申し出ることで教えてもらえる可能性はあります。どこまで具体的な理由が聞けるかはトライしてみなければ分かりません。
原因が排除できたら再応募する
不採用原因が特定でき、その原因が排除できたのであれば再応募を検討していいと思います。
実際、再応募となると、応募時の年齢も前回よりも上がっているでしょうから、その年齢に合った経験があるかどうかも再度確認されます。
年齢が上がるにつれて、リーダー経験やマネジメント経験が見られると思いますので、不採用原因を排除するだけでなく、キャリアップも必須要件となってくると思います。
再応募に適したタイミングは?
不採用の結果が出てから、次の応募までどのくらいの期間を空けたらよいかを考えます。
不採用結果が出た直後は難しい
さすがに選考の結果が出て、不採用と分かった直後に『もう一度チャンスをください!』と懇願しても、受けてもらえるはずがありません。
その会社からも『不採用となった原因を理解していない』と思われ、その往生際の悪さから逆に評価を落としてしまって、将来の再応募のチャンスを失ってしまいます。気持ちは分かりますが、まずは一度出された結果を冷静に受け止めることが必要です。
『先方の採用基準に照らし合わせた時に自分に何かが足りなかった』という事実を受け止めない限り、次のチャンスも巡ってきません。
同じ会社内の別の求人であればチャンスあり?
例外的な方法ですが、同じ会社の求人でも、別の求人(職種やポジション)であれば、チャンスが無いこともありません。
僕自身も、同じ会社で別の求人で受け直した経験があります。実際、一人の転職者が同じ会社内の複数の求人に応募することはよくあることだと思います。
転職は職種別採用なので、応募する求人を変更すれば、その会社内で選考する部署(面接官)が変わる場合があります。すると、面接官はこれまでの評価を一度白紙に戻し、再評価してくれます。
これはメリットがあるように思えますが、直近に同じ会社で別の求人の選考に参加していた事実(記録)はもちろん残りますので、転職で最も大事な『転職理由』などでロジックが崩れてしまって、それを再構築できるかどうかはよく検討する必要があると思います。
不採用から数年間は空けるがベター
やはり再応募のタイミングとしては年単位で空ける方がベターだと思います。
不採用の後に、競合他社など別の会社に一度転職した場合は3年は空けたいです。転職後、1年未満や1年、2年の短期間で別の会社に再転職することは印象を落とす可能性があるし、転職理由の構築が大変だと思います。
僕の場合、同じ会社で経験を積み、約2年後に再応募することにしました。自分なりに経験も積めて、成長を感じられたので再度挑戦することにしました。
残念ながら結果は同じで、面接で不採用となりましたが、再応募したことで未練も無くなりました。
例外として
それぞれの会社を取り巻くビジネス環境は目まぐるしく変わっています。特に、コロナ禍以降はそれが顕著です。
経済、為替、国際情勢などの状況変化によって短期間でも業績不振となり、赤字転落、最悪の場合に倒産する会社も出ています。
一方で、そんな状況でも、新しいサービスを始めた、新商品の売上が伸びているなどで、業績が好調で、猫の手も借りたいくらいの会社もあります。業務過多で慢性的な人手不足、既存社員の残業や休日出勤で対応しているような状況では人員補充にも積極的です。
このような状況であれば、過去の応募履歴に関係なく採用を検討してくれるかもしれません。
これは、その会社での採用基準が緩くなって、入りやすい状況になったということです。従って、過去に不採用でも新しい採用基準では『採用』になることもあり得ます。
採用基準が下がったのであれば、そこが狙い目です。
最後に
いかがでしたか。
僕としては、『再応募』してまで行きたい会社、就きたい職種があるのであれば、ぜひ挑戦して欲しいと思っています。
ただ、いくら熱意があっても、肝心な経験・スキルが磨けていなかったり、前回と比べて成長を感じられなければ結果は同じです。
一度不採用になったくらいでへこたれることなく、その悔しさをバネにして『あの時、自分を採用しなかったことを後悔させてやる!』と気概を持って、今の仕事へ打ち込んでいけば自然と道は開けていくと思います。
一緒に頑張りましょう!