転職エージェントとは?上手に活用することで転職を成功させる




一世一代の転職を成功させるには、自分ひとりの力だけでは限界があります。

そこで転職希望者企業との間に立ち、お互いをマッチングさせる役割を担う転職エージェントが存在感を放ちます。

転職活動では、転職エージェントをパートナーとすることで様々なメリットを享受することができますが、転職を成功させるのもパートナーである転職エージェントをいかに上手く活用できるかどうかにかかっています。

今回は、転職エージェントについてよく耳にはするけれども、正直よく分からない人に向けて転職エージェントについて解説しました。

転職エージェントの基本

転職エージェントについて

転職エージェントとは、転職希望者と中途採用を募集している企業との間に立ち、それぞれの希望に沿うようにお互いをマッチングさせる人たちのことです。または、人材紹介会社が提供するサービスのことを指します。

有名な転職エージェントには「リクルートエージェント(運営:リクルートキャリア)」「マイナビエージェント(運営:マイナビ)」「doda(運営:パーソルキャリア)」などがあります。

ここに挙げた転職エージェントはかなりの大手ばかりですが、他にも沢山の転職エージェントがあるので自分に合ったエージェント選びが転職を成功させるには重要です。大手、中堅、中小、ベンチャーなど様々な企業規模の転職エージェントがあります。また、ターゲットを絞って特定の業界や職種に特化した専門の転職エージェントもあります。

転職エージェントごとに得意・不得意があるので、色々と転職エージェントへ登録をして、実際に転職活動をする中で自分に合った転職エージェントを探すと良いと思います。転職エージェントは1社に絞る必要もなく、何社でも同時利用可能です。

僕が転職活動をしていた時は、おおよそ10社くらいに登録して、求人の質(希望する業界の求人があるかどうか)、サポート体制(応募したい求人に関する情報が入手できるか)、相性(担当するコンサルタントとの馬が合うか)などから絞っていき、3社くらいまで絞り、転職活動をしていました。

転職エージェントを利用すべき最大の理由

転職活動をするにあたり、転職エージェントを利用しなくても構いません。

僕自身は合計4回の転職活動を経験していますが、そのうち2回目と3回目は転職エージェントではなく、転職サイトやハローワークからの応募でした。今だから感じますが、転職エージェントも利用しておけば良かったと思います。4回目の最後の転職では転職エージェントをしっかりと利用しました。

転職活動において転職エージェントを利用すべきと思う最大の理由は、転職エージェントを利用することで多くの求人情報を得ることができるからです。

求人情報というのは、転職の成功を左右する重要なものです。

転職エージェントを活用することで選べる求人は理論上、増えます。転職エージェントが扱う求人情報は「非公開求人(コンフィデンシャル案件)」であり、これらの求人は一般的な転職サイトでは絶対に入手することができない貴重なものです。

転職エージェントを利用しないと、非公開求人へ応募することができなくなるため、それだけ自分でチャンスを潰しているということです。転職先を選ぶにあたっては、今自分が応募できる全ての求人(公開、非公開を含む)の中から一番自分に合った求人を選び、選考を受けて内定を貰う方が転職を成功させる確率は高くなると思います。

転職エージェントによって持っている求人情報に差があります。

  • A社にはないけど、B社、C社には求人がある
  • C社にはA社にもB社にもない求人がある
  • A社にはB社にもC社にもない求人がある

このような状況もよくあることです。転職エージェントには複数登録することで、それぞれの強みと弱みを補完させることが可能です。最低でも3社は登録しておくといいと思います。

転職エージェントのサービス概要

一般的な転職エージェントのサービスについて紹介します。

  • キャリア面談
  • 求人紹介・応募書類の添削
  • 応募代行・面接日程調整
  • 面接対策・面接指導
  • 面接後のフォロー・サポート
  • 内定後の条件交渉

ざっくりと挙げてみましたが、転職エージェントのサービスというのはこのように多岐にわたっています。

それでは、このような充実した手厚いサービスを受けるには転職希望者はどうすればいいのでしょうか。

転職エージェントの利用方法

①:登録

転職希望者が転職エージェントのサービスを受けるには各転職エージェントへの登録が必要です。

転職エージェントは自社のサービスに登録した人にしか情報やサポートを提供できません

②:キャリア面談

転職エージェントにもよりますが、登録後は自分専任のコンサルタントとのキャリア面談が行われます(遠方の場合は電話面談となりますので安心してください)。

キャリア面談では、自分自身のこれまでの経験について詳細をコンサルタントへ伝えます。それと同時に今回の転職活動における転職理由や希望条件(職種、年収、勤務地など)を伝えます。キャリア面談の結果が企業へ直接届くわけではないので、出来る限り本音で伝えましょう。

転職エージェントを上手に活用するにあたってはキャリア面談が鍵となります。この時、コンサルタントに対して自分自身の転職市場における価値というものをしっかりと把握してもらわないといけません

コンサルタントは、今後自分に代わって企業へ売り込んでくれる存在でもあるので、絶対に誤解がないように細部まで慎重に伝えなければなりません

③:求人紹介

キャリア面談が終わると、コンサルタントから紹介可能な求人を受けとることができます。コンサルタントが紹介できる求人というのは、その転職エージェントが中途採用を募集している各企業から預かっている求人の中からとなります。

しかし、全員が全員コンサルタントから希望条件と合致した求人が受け取ることができるとは限りません。

人によっては「紹介できる求人は0件」ということもあり得ます。それにはしっかりとした理由があります。また、対処法も書きましたので今後の参考にしてください。

  • コンサルタントは自社で預かっていない企業の求人は提供できません。この場合、別の転職エージェントへ登録することで解消できます。
  • コンサルタントが紹介できるのはマッチングした求人のみです。転職エージェントが預かっている求人というのは原則、非公開(コンフィデンシャル案件)となるので、その性質上、転職希望者全員に公開できるわけではありません。コンサルタントが応募条件を満たすと判断した企業の求人のみが転職希望者には公開されます。つまり、転職エージェント内部でも選考があって、そこで「経験不足」などと判断されてしまえば、いくら希望していても求人を紹介して貰えないのです。
  • たまたま希望する求人が無い可能性があります。転職活動はタイミングも大事で、自分が転職活動している時期に出ている求人にしか応募することができません。登録直後にたまたま求人が無いというだけで、時期をずらせば希望する求人が公開されることもあります。気長に待つということも必要です。

④:応募

コンサルタントから紹介された求人へ応募する時は、転職エージェントを介して応募することになります。つまり、コンサルタントが応募手続きを代行してくれます。

応募する前には希望すればコンサルタントが職務経歴書の添削をしてくれます。応募前には企業側のニーズが充足されているかどうかを見て貰ってもいいと思います。

企業へ応募する時は、コンサルタントから企業に対して転職希望者から受け取った応募書類と併せて「推薦状」を提出します。推薦状には、キャリア面談などから得た情報から転職エージェントとして「何故、この応募者を推薦できるのか」の理由が書かれています。

転職エージェントによりますが、普通は推薦状にどのようなことが書かれているかを知ることはできません。転職理由など最初のキャリア面談でコンサルタントへの伝え方を誤ってしまうと、意図しないことが推薦状に書かれてしまっている可能性があります。

⑤:応募後

これまでが転職エージェントを利用した時に誰もが受けることができるサービスです。

応募後については応募した企業の書類選考に合格するかどうかにかかっています

書類選考に無事合格すれば、その後は面接対策や面接指導も受けることができます。面接後もそのフォローをしてくれます。無事に内定を得てからも年収など条件交渉も代行してくれます。

とにかく転職エージェントは、転職希望者が納得いく入社に至るまでの転職活動全体にわたり、切れ目のないサポートをしてくれるのです。

転職エージェントの利用料

無料で利用できる

転職希望者が転職エージェントを利用するにあたり費用はかかりません。

無料で手厚いサポートを受けることができます。

無料で受けられる理由

転職エージェントにとってクライント(顧客)は転職希望者と企業です。

企業から費用を負担しているため、転職希望者には無料でサービスを提供できます。

そもそも転職エージェントが“ビジネス”として成立するのも、転職希望者の「転職したい」という思いを叶えることはもちろんですが、それよりも企業が抱える「人材」に対する問題・課題に対して「希望する人材を紹介する」ことによって解決手段を提供しているからです。

企業は希望する人材を獲得することができたら、その紹介への対価として転職エージェントに費用を支払います。転職エージェントは紹介した人の入社が決まれば、その人の想定年収の30%程度を成功報酬として企業から受け取るのです。

このビジネスモデルを理解しておかないと、転職エージェント選びに失敗する可能性があります。

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用するメリットについて紹介します。

非公開求人を入手できる

僕が考えるに、転職エージェントを利用する最大のメリットです。

転職市場にある求人には「公開求人」「非公開求人」があります。

公開求人は一般的な転職サイト(例えば、リクナビNEXT)で検索すれば入手できる求人のことです。一方、非公開求人は転職サイトでは入手できない求人であって、企業が信頼できる転職エージェントに秘密保持の元で提供している求人のことです。

つまり、非公開求人は転職エージェントに登録していなければ絶対に知ることができない求人です。

それを知らずに転職活動をしても構いませんが、知らないままだと自分自身のキャリアの選択の幅を狭めてしまっている気がして、損をしているように思います

転職活動の本質ですが、転職先は自分が知りえた求人情報の中からしか選べません。幅広いキャリアの中から次のキャリアを選択をしたいのであれば数多くの求人情報を得る以外ありません。

面接対策をしてもらえる

希望する企業の求人を得るだけでは転職は成功とは言えません。これから選考を受けて、面接に合格し、晴れて内定を受けなければなりません。

転職エージェントを利用すると、自分一人に専任のコンサルタントが付きます。

一般的には「1対1」の関係ですが、利用する転職エージェントによっては「1対複数」ということもあります。

コンサルタントは、応募先の企業の人事担当者と日々情報交換を行っているため、「その企業で今回募集している求人は、より詳細にはどのような経験を持っており、どのようなスキルや能力のある人であるか」と求人票には載らないような細かな情報を持っています。また、過去にその企業へ内定した先輩たちの意見であったり、直接応募先にも出向いて社員と会っていることから「社風」や「雰囲気」も把握しています。

結局、転職というのは企業単位ではなく、求人単位で行うものです。同じ企業であっても事業部が違ったり、部署が違ったりすれば、置かれている環境は異なり、求人票の内容も、求めている人材も全く変わっていきます。

そういう細かな情報を面接対策をしている期間にいち早く入手できるか、そして実際の面接対策に活用することができるかで内定の確度は変わっていくと思います。

そこに転職エージェントはサポートを提供してくるので、僕は転職エージェントを活用しない手はないと思います。

条件交渉をしてもらえる

転職エージェント経由で紹介してもらった求人へ無事内定をしたら、次は入社に向けた準備のフェーズへ入ります。

転職では内定した企業での入社後の「年収」、「待遇」などの諸条件は企業と直接交渉をして決めなければなりません。

「年収を下げて欲しい」と思っている人はいないと思いますが、下げて欲しいという要望であれば言いやすいでしょう。

逆に「今よりも年収を上げて欲しい」という思いがあったら、なかなか上げて欲しいとは直接言いづらいものです。上げるにも理由が必要です。

僕自身、転職エージェントを使わずに転職をしたこともあって、その時の内定後の条件交渉ではかなり苦労をしました。結果として、最初に提示された年収よりも70万円ほどアップさせることはできましたが、もうやりたくありません。

転職エージェント経由で応募した求人以外で内定をしたならば条件交渉は僕のように自分でやります。

結局、面倒くさくなってしまい、現職の年収ベースに算出された企業側の条件を飲むしかできなくなります。

プロ野球選手が代理人を使って年俸を交渉するイメージをして貰えれば分かりやすいと思いますが、同じように転職においても条件交渉はプロである転職エージェントへ任せてしまった方が気持ちも楽だし、結果的にうまくいくと思います

最後に

いかかがでしたか。

転職エージェントについて簡単に概略をお伝えしました。

転職エージェントと一口に言っても、様々なエージェントがあって、担当コンサルタントがいて、選び方を誤ってしまえば、自分の希望する転職を叶えられないリスクもあります。

上手に活用できればメリットしかありませんが、使い方次第ではチャンスを逃してしまうこともあります。十分に注意してください。

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