初めての転職

【就活に失敗したと思ってから読む話】希望は必ず見つかる、挫折からの新たなスタート

就活も一区切りがつく時期になると、就活に失敗した大学生や大学院生から『人生終わった・・・』と絶望の声が聞こえてきそうです。

当の本人からすれば、希望した通りの進路にならなかったことで、自分の将来にただただ絶望しているのかもしれませんが・・・私は強く胸を張って言いたいです。

新卒で希望する会社に入れなかったくらいで絶望しないで!、と。

その自分の希望や夢を叶えたいという強い思いがあれば、そしてそこに行動力が伴えば、転職によって自分の未来を思い通りに変えることができる時代です。

私自身の就活経験から

25歳の時、就活では希望する会社へ入ることが出来ず、希望する仕事にも就けませんでした。

それは、第一志望としていた会社というわけでもなく、第二志望、第三志望・・・も含め、何処にも採用されなかったということです。

当時の私は、学生だったこともあり、視野が狭く、ネームバリューのある大手へ行きたいと思っていたし、会社探しもリクナビやマイナビを中心に行っていました。

しかし、結局どうしたか?と言うと、自分が選べる最大の選択肢(内定を受けた会社)の中からやりたい仕事は何かを考え、進路を決めました。

悪く言えば、妥協です。

私の社会人生活のスタートも就活の失敗から始まっています。いっぱい回り道しましたが、32歳になってようやく希望する会社へ転職で入社することが出来ました。もちろんですが、今の会社も就職活動の面接で落とされた会社です。

出来の悪い私でも出来たわけですから、皆さんに出来ないわけがありません。

就活は数あるチャンスの一つに過ぎない

日本は新卒至上主義ですが、転職する人が増えたおかげで、多くの会社が中途採用を意識するようになりました。

私が言いたいことは、希望する会社、やりたい仕事に就くというのは、何も就活に限った話では無いということです。社会人になってから可能性が無くなるわけでもなく、転職という形でそれを実現できます。転職では職務経験やスキル(どのようなことができるか?)が見られるなど、就活とは違った側面で評価を受けます。

それでも、専門性が極端に高い仕事、人気があって離職率の低い仕事など、新卒での入社機会を逃してしまうと、なかなか就くことが難しい仕事もあります。このような仕事の場合、転職で求人があったとしても、たいていは同じ業界で、同じ仕事の経験者をターゲットにしていて、難易度が高いです。

それ以外の仕事においては、転職によってキャリアチェンジを十分に狙えます。

自分自身の希望も変わっていく

そもそも論ですが、学生の時に希望していた業界や会社、そこでの仕事について、自分の今後の人生を賭けて本当にしたいことなのか?と言われると懐疑的です。

実は、そこをもっと深く掘り下げてみると、この問題は解決できると思います。

就活は、社会人経験の無い学生が行います。就業経験が無いため、仕事を選ぶという点で学生は視野が狭くなりがちです。何か仕事を選ぶ基準があったとしても、自分自身の関心や興味、そのもの自体のイメージによって生まれてしまう『自分はこの仕事がしたい』という思い込みかもしれません。

また、周りも皆同じ学生なので、意見も合いやすく、周りに流されやすいです。

実際、私も学生時代は製薬業界だけでなく、食品業界など他の業界も見ていました。当時は、食品業界にも行きたかった会社がありましたが、社会人10年目になった今では、その会社に1ミリも興味ないですし、食品業界へ進まなくて良かったと心底思っています。

(もちろん私が製薬業界に進んだことも、今は食品業界に興味が無いことも、思い込みなのかもしれません。)

会社でやりたい仕事は出来ないと思え

就活中の学生は、自分のやりたいことを仕事にしたいと思いがちです。

また、本当にそれが叶えられると本気で思って就活しています。

既に社会人となって10年が経過する私からすれば、やりたい仕事が出来るというのは就活生の妄想に過ぎません。いいえ、幻想だと思った方がいいです。

当然、会社というのは営利を目的とした組織なので、自分のやりたいことだけをしていればいいというワケがありません。やりたい仕事が出来ていたとしても未来永劫それが続くとは限りません。

収益性の無い仕事は当然無くなりますし、これからはAIにとって代わることも考えなくてはいけません。また、組織改編や人事異動のように会社都合で仕事を変えさせられます。

会社からの命令について逆らえないことが会社勤めする人の宿命です。

将来の転職を成功させるには

具体的に何をすればいいか?ですが、明確な答えはありません。それは各自が置かれてる状況によって違うからです。

私で良ければキャリア相談に乗りますので、お気軽にメッセージして下さい。

社会人としての資質があることが転職の前提としてあるので、まずはどんな会社に入社したとしても、そこで与えられた仕事に向き合い、素直かつ真面目に取り組むことが絶対必要な要素だと思います。もしも、それが嫌な仕事で、本当はやりたくない仕事であっても、自分から逃げずに向き合った経験を持つことが転職の成功には必要です。

そこから得られるものが自分の未来を明るくすると信じていいと思います。

私の経験から分かること

今は、就活に失敗したと思っていても、就活の結果だけで人生は決まらないのでも安心してください。

社会人になってからは転職という手段が使えるので、最初は縁があった会社で働いてみるのが良いと思います。

就活の場合、学歴などの個人属性も少なからず結果に影響しますが、転職では少なくとも学歴はあまり重視されません。代わりに重視されるのがスキルと経験であり、自分がその会社・仕事に対して何が出来るか?という部分です。だから、転職ではどんなことが出来て、どのような実績があるかで評価されます。

だから、就職先とそこでする仕事と、希望する会社や仕事(つまり、理想)との乖離が大きければ大きいほど、転職も大変になります。

その場合でも全く可能性が無いわけではありません。回り道にはなりますが、まずは希望する会社で無くても、理想に少しでも近づく転職をし、そこからステップアップして転職を重ねることも出来ます。

悲しいことかもしれませんが、社会人になってからも頭の片隅に『転職すること』を目標に掲げ、虎視眈々とその時が来るまで準備を続けることで未来は変えられます!

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