ごん(@career_gon)です。
転職活動では、今の会社(現職)の同僚や上司に転職活動をしていることを絶対に気付かれないようにすることが必要です。
それは、逆の立場になって考えてみれば分かるかと思います。もし、会社の同僚が転職活動をしていることに気付いてしまったら、どう感じますか?その前後で何も変わらないってことはないと思います。
きっと『あいつ転職するつもりなんだ』、『何に不満があるのか』とか考えるでしょう。
転職活動中は、まだ転職するかどうか答えが出ていない状態です。
いくら『今の会社を絶対に辞めてやる!』という強い意志があったとしても、転職市場に希望する求人が無ければ、転職せずに現職に留まるという選択をする可能性もあります。
そうなった時に、今の会社での同僚や上司との関係性に軋轢が生じないよう、周りに気付かれないように上手に転職活動することが必要なのです。
この記事では、転職活動をしていることが同僚や上司に気付かれやすいポイントを解説しています。
目次
転職活動をしていることを気付かれてしまった時の対処法もし、転職活動をしていることがバレたとしても、それ自体が直接の理由となって会社をクビになることはかなりレアなケースです。しかし、一度周囲にそのことを知られてしまうと、もう以前のようにはいきません。 周囲にバレてしまったならば、社内に居づらくなっていきます。転職活動の結果、転職をしないという選択をしたとしても最悪です。今後の出世にも影響するかもしれません。バレたことで社内に居づらくなり、転職をせざる得ない状況を自分で作ってしまうこともあります。転職を成功させたければ希望する転職先が見つかり、現職を退職する決心がつくその時まで転職活動をしていることは秘密にしなければなりません。
転職活動をしていることが周りに気付かれてしまう理由
転職活動をしていることが周囲にバレてしまう理由を挙げていきます。
理由①:つい口を滑らせてしまった
まず、これは一発アウトです。
転職活動をしている事実や本気で転職を考え出したならば、たとえ仲の良い同僚であっても絶対にそのことを漏らしてはいけません。
人は噂話とか、自分しか知らない秘密を聞いたりすると、ついつい他の誰かにそのことを話したくなるものです。
同僚から「絶対に誰にも言わないから」と言われても信用してはいけません。誰かに言ってしまえば万が一のリスクが付きまといます。その同僚が他の誰かに話をしてしまったとしたら、その同僚をいくら咎めたとしても、それはもう手遅れです。
その情報は一気に社内で広まります。また、その同僚が直接口にしなくても、自分がその同僚に打ち明けている時の会話を別の誰かが聞いていたかもしれません。
どんなに親しい関係であっても、どんな状況になろうとも転職先を決めるまでは、転職活動していることは秘密にしておきましょう。
理由②:有給休暇の取得回数が急に増えた
転職活動を経験すれば分かりますが、面接は平日にあります。
転職活動では、今の仕事を続けながら行うため、基本的には面接日は有給を取得して対応するしかないでしょう。個人差はありますが、転職活動では通常は複数の会社の選考を同時に受けながら進めます。
つまり、面接の数だけ有給休暇を取得しなければならない状況が生まれるのです。
有給休暇を取得する回数を少しでも減らすため、同日に時間差で2社以上の面接を受けるようにするとか、面接会場が自宅や勤務先から近い距離にあれば午前もしくは午後のどちらかの半休で済ますなど、可能な範囲で有給休暇を取得する回数を減らす工夫が必要になります。
危険なことは、今まで仕事熱心でほとんど有休休暇を取得したことがなかったような人が突然、有給休暇を取得する回数が増えたりすることです。いつもと違うことに周りは疑い始めます。
有給が取りづらい?
有給休暇を取得する時に理由は特に伝えなくて構いません。有給取得は労働者の権利です。権利を行使するのに理由は必要ないです。
嫌味な上司だと理由を根掘り葉掘り聞いてきます。そんな時は「通院」、「帰省」、「旅行」とか適当なウソをついておきましょう。有給が取りづらいのであれば、月曜日か、金曜日がおすすめです。土日と重ねて旅行へ行くと説明すれば疑われることは無くなります。
理由③:勤務時間内に私用の電話が増えた
急を要する場合を除き、勤務時間内で私用の電話をしている人は周りから白い目で見られるでしょう。
転職活動中は、選考を受けている会社の人事担当者や転職エージェントのコンサルタントからの電話の数が確実に増えます。
電話をする相手も、今の仕事を続けている以上、仕事優先であると理解しているはずなので、なるべく営業時間外(定時以降)に電話してもらうように調整しましょう。
もし、勤務時間内に電話を受けなければならないような急ぎの場合は社内の誰の目も届かない場所で電話をするようにします。トイレの個室など他の社員も利用する公共性の高い廊下などでは小さな声で話したとしても周りに声が漏れてしまうこともあるので要注意です。
勤務時間内に私用の電話をする時は節度を守りましょう。あまりにもバタバタしたところを見せてしまうと周りは疑いにかかります。
理由④:いるはずもない場所にスーツでいた
面接に参加するには、男性の場合はスーツ、女性の場合はフォーマルな格好をするでしょう。
段取り良く、面接日に有給が取得できたとしても、もしも平日の昼間にスーツやフォーマルな格好でいたところを見られてしまったらどう思いますか?
例えば、社内の外回りの営業担当や出張中の上司や同僚に見られてしまったら?
平日の昼間に普段ならばいるはずもない場所にいる時は、「社内の他の誰かと会うかもしれない」という緊張感を常に尖らせて行動するようにします。
面接当日は、社内の人があまり利用しない場所や時間帯を選んで行動するようにしましょう。こういう日にこそ思わぬところで同僚と出くわしたりするので、あらかじめ注意しておきましょう。
理由⑤:仕事に身が入らずパフォーマンスが落ちた
転職活動中は書類選考や面接の結果ばかりが気になり、今の仕事に対するモチベーションや集中力を欠きやすくなります。
そのため、自分自身は業務に集中しているつもりでも、周りから見たら普段とは違うように映ってしまうことがあります。
結果的に業務に身が入らずパフォーマンスが落ちたり、これまでの業務に対する姿勢と比べて明らかに違うと疑われます。
「どうせ辞めるから」というつもりで現職の業務をおろそかにしてしまうことも危険です。
やはり仕事を続けているうちは、その対価として報酬も支払われているわけです。次の人生がかかっている転職活動に全集中したい気持ちも分かりますが、今の仕事にも一生懸命に取り組むべきです。
最後に
以上、5つのことを守ることができれば転職活動をしていることが周りに気付かれることは無いでしょう。
転職活動をしていることが気付かれると、今の会社にいることが辛くなるだけでなく、個人の評価にも影響し兼ねません。
また、余談になりますが、転職活動は完全にプライベートのことで、会社のものを使ってやる行為はルール違反です。
勤務時間内に会社の資産であるパソコンやスマホを使って求人を探したり、職務経歴書を書いたり、面接の準備が間に合わないからと自己PRや志望動機を考えるようなことは絶対にしてはいけません。もしも、見つかってしまったならば、内容次第ではクビになってしまいます。