ごん(@career_gon)です。nあいて
最近、リファラル採用って言葉を聞いたこと無いでしょうか。
聞いたことある人も、初めて聞くよっていう人もいると思います。
リファラル採用とは、ここ数年でよく知られるようになった採用方法で、既存社員の人脈を使って、より優秀な人を採用する方法です。
僕が勤める会社でも、通常の採用方法に加えて、リファラル採用に力を入れています。
社員のみが閲覧できる専用サイトがあって、会社の求人情報がオープンになる度に通知があります。社員は求人情報を見て、要件を満たす友人や知り合いがいたら『興味ある?』と言って、誘うのです。
このリファラル採用は他の採用方法よりも内定率が高いことが知られています。
この記事では、話題のリファラル採用について解説しています。
これから転職活動を始める人や今まさに求人情報を必要としている人は要チェックです。
それでは、いきましょう!
目次
リファラル採用について
リファラル(referral)には、英語で【紹介】や【推薦】といった意味があります。
冒頭でも書いたように、会社が社員の人脈を頼って、友人や知人を紹介してもらう選考方法です。
これは会社にとっても大きなメリットがあります。
会社から見たメリット
通常は、転職サイトや転職エージェントを
に高いコストを支払ってまで、転職市場から相応しい人材を探すよりも、社員の人脈を頼りに探す方が確実だし、より低コストで目的が果たせます。
企業にとっては次の2つのメリットがあります。
- 社員からの候補者の紹介や推薦であるため、採用コストを大幅に抑えることができること
- 候補者が社内の雰囲気や風土について事前に情報を得やすくなることからミスマッチによる早期退職を回避できること
これらのメリットがあるために今、リファラル採用へ導入する企業も多いようです。
縁故採用とコネ採用の違い
縁故採用?コネ入社?とも思われる方もおられるかもしれません。
本質的には、どちらも社員の紹介という点で同じです。ただ、縁故採用やコネ入社と言われると、印象良くないですよね。
私は言い方・呼び方の問題だと思っています。今は企業側も求人情報をオープンにし、積極的に社員へ紹介や推薦を呼びかけています。それで応募があった場合も特別扱いをするわけでなく、通常と同じ選考方法で選考が行われます。だから、今は昭和の時代にあったような悪い印象はありません。
価値観は変わってきたということだと思います。実際、私が紹介した元同僚もはつらつと働いています。
リファラル採用をしている企業の探し方
リファラル採用というのは、社員の紹介・推薦で成り立つ採用方法になるので、残念ながらいくらインターネットで探しても詳細な求人情報は出てきません。
もし、公開していたら通常の採用と何ら変わらないわけですから当然と言えば当然です。
逆に言うと、行きたい企業の求人情報が無い・見つけられない場合でも、その企業が社員向けに求人情報の公開している場合もあるので、求人へ応募するための新しい窓口としてリファラル採用は押さえておくべきだと思います。
リファラル採用は、その性質から企業の探し方は次の4つに絞られると思います。それでは難易度の低い順に解説していきます。
学生時代の友人・先輩・後輩に聞いてみる
手っ取り早いのが、自分が希望する企業で働いている学生時代の友人や先輩・後輩をあたってみましょう。
同じ学部や学科の卒業生やゼミや研究室が同じだった同期・先輩・後輩というのは、今も似たような業界の企業で働いている可能性も高いでしょう。そのなかに希望する企業で働く友人や先輩・後輩がいればチャンスがあります。
紹介や推薦をしてもらえるようであれば、企業からすれば社員と学生時代からの知り合いというのが強く、学歴や専攻が同じなので信頼できると思います。
今の仕事を辞めていった同僚に聞いてみる
今の職場で既に退職し、自分が行きたい企業へ転職していった人はいませんか?
私のケースがまさにこれです。
同じように紹介や推薦をしてもらえれば、元同僚であるということが強く、職務経験やスキル・能力の面で紹介する社員と同じであったり、似ているので信頼できます。あとは、元同僚ということは、その社員が候補者の仕事に対する身のこなし方や人となりをよく知っているので、面接では見抜けないようなことまであらかじめ把握したうえで選考することが可能です。
このケースでは、求人への適性だけでなく、紹介してくれる人を味方につけることで人物的な評価アップも期待できるので、かなり有利に選考を進められると思います。
取引先や仕事上の知り合いに聞いてみる
難易度は高いとは思いますが、今の仕事での取引先などで気になる企業の人がいれば声をかけてみるのもありだと思います。
ただ、その人とどの程度の関わりがあるかによって紹介や推薦ができる、できないが決まってくると思います。
社員側も紹介や推薦をする場合、どのような能力やスキル、経験を持った人か、また人物的な評判はどうかと企業から尋ねられるので、さすがに名前と所属くらいしかはっきりした情報がないようでは駄目でしょう。
このケースでは、取引先の人たちから逆に声がかかるくらいになればかなり有利に選考を進められると思います。
SNSで知り合った人に聞いてみる
最近はSNSで知り合うことも多いと思います。
私もSNSを通じて、同じ業界に勤める人を多く知っていますが、SNSで知り合った人たちから紹介や推薦を受けるということにもチャンスがあります。
取引先のケースと同じで、どの程度の関わりがあるかが大事で、少なくともオフ会で何回か顔合わせして、リアルでも話しておかなければ紹介や推薦は厳しいかもしれません。
しかし、「○○という会社で△△している人」というだけでも、その会社名と今の仕事内容だけで求人へ応募可能となることもありますので、心当たりがあるのであれば聞くだけ聞いてみるのもありだと思います。
リファラル採用の裏事情
内定の可能性が高まる
リファラル採用といっても、結局は本人の実力次第です。
応募の窓口が転職サイトか、転職エージェントか、リファラル採用かといった違いに過ぎません。本人の実力が試されるということに代わりありません。
しかし、一見さんとしてではなく、その企業で働いている社員からの紹介や推薦として選考へ進むので内定を得られる可能性は高いと思います。
私は、これまで2人を紹介してきました。紹介するにあたり会社から「どんな人?」と必ず聞かれますから、その時は正直に私が知っていることを話しました。
ネガティブなことも引っくるめて伝えますが、致命的なことは言いません。もし、それがあるならば、そもそも紹介や推薦もしません。
紹介した側はインセンティブや報酬を受ける
リファラル採用を導入する企業では、紹介や推薦してくれた社員に対して特別なボーナスを出す場合があります。
その内容は企業によって異なりますが、ちなみに私の会社ではamazonギフト券2000円分だったと思います。
会社によっては、10万円以上の特別なボーナスを出すところもあります。
紹介や推薦してくれる人にもメリットがあるので、まずは身近に気になる企業の社員を知っていれば「リファラル採用」があるかどうかを尋ねてみましょう。
紹介や推薦をする理由
私は、報酬やインセンティブに全く興味ありません。それが目的で紹介や推薦をしている人もいるかもしれません。
私の場合、本当に会社にとって良い人材であると思うからです。また一緒に働きたいと思うからです。
逆に、同じ元同僚でも会社へ紹介しなかったケースもあります。
本人からは興味があると何度も言われましたが、私は紹介しませんでした。いくら会社が求人を呼びかけていても、スキルや能力がマッチしていたとしても、誰でも良いわけではないということです。
だから、普段から仕事に対して前向きに取り組み、同僚との関係性も大事にしておくことが大切だと思います。
最後に
いかがでしたか。
今回はリファラル採用についてまとめました。繰り返しになりますが、結局は応募の窓口の違いであるということです。
紹介や推薦の場合、内定を受け取ってしまうと辞退できない?と考える人もいるかもしれませんが、辞退できます。紹介してくれた人、推薦してくれた人の面目を失わせるという心配もありません。
リファラル採用で自分のキャリアの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。