転職や就職活動において、筆記試験は重要なステップです。
中でも、SPIのWEBテストやWEBテスティングサービスは広く利用され、多くの求職者が対策を行います。しかし、焦っても効果的ではありません。
筆記試験は面接の前に一般的に行われます。新卒採用とは異なり、転職活動ではほとんど足切りされることはありませんが、無策で臨むと不合格になり、肝心な面接に進むことができません。しかし、過度な対策も必要ありません。転職活動には他にも多くのことがありますから、バランスを取ることが重要です。
この記事では、WEBテスティングサービスの基礎能力適性検査に焦点を当て、不合格にならないための対策を詳しく解説します。転職活動を始めたばかりの方や、試験への不安を感じている方にとって、参考になると思います。
一緒に対策を進めて、成功を掴みましょう。
この記事を読むと
- WEBテスティングサービスの試験対策が分かるようになります
- 本番の試験で不合格にならないポイントが分かるようになります
それでは、いきましょう!
目次
WEBテスティングサービスの試験対策
WEBテスティングサービスの試験は、基礎能力適性検査と性格検査の2つのセクションに分かれます。
まずは、基礎能力適性検査に焦点を当て、試験対策について解説します。
SPI対策本を利用する
SPI対策本を活用するのは、非常に効果的な方法の一つです。
WEBテスティングサービス(WEBテスト)はSPIのWeb版であり、SPI対策本を利用することができます。SPI対策本には例題や練習問題が豊富に掲載されており、これらを繰り返し解いてトレーニングすることができます。
SPI対策本の価格は約1000円ほどで、この費用をかけて試験に合格すれば、次の面接に進むことができます。そう考えてみると、1000円ほどの出費で済むので、コストパフォーマンスは高いと思います。
楽天ブックスやアマゾンなどでSPI対策本を検索し、自分に合ったものを選びましょう。ちなみに、私が利用して成功したSPI対策本も以下に紹介します。
僕が使っていた対策本
私が実際に使用し、成功したSPI対策本をご紹介します。
筆記試験に自信がある方には1冊、苦手意識がある方はどちらも検討してみてください。
タイトルには「SPI」とありますが、これらの対策本はWEBテスティングサービスの試験にも適用できます。なお、現在のSPIは「SPI3」であり、転職者や中途採用向けのSPIは「SPI-G」です。
他の対策本を選ぶ際には、SPI3に対応しており、かつ「新卒者向け(SPI-U)」ではなく「転職者向け(SPI-G)」の対策本を選ぶことをお勧めします。
これが本当の転職者用SPI3だ! テストセンター・SPI3-G対応 改訂3版/講談社/SPIノートの会
posted with カエレバ
転職者用SPI3攻略問題集 テストセンタ-・SPI3-G対応 改訂2版/洋泉社/SPIノ-トの会
posted with カエレバ
ネットでサッと注文すべき
SPI対策本ですが、もちろんリアルな書店でも購入できます。ただし、転職者や中途採用者向けの対策本(SPI-3G対応)は書店でもあまり見かけないことが多いです。
何故かというと、新卒者向けの対策本に比べて需要が圧倒的に少ないため、在庫がないことが多いからです。だからと言って、妥協して新卒者向けのSPI-U対策本は、転職者や中途採用者向けのSPI-G対策本と比べて出題範囲が狭いため、おすすめもできません。
そのため、SPI対策本を手っ取り早く入手するなら、ネットでの購入が便利です。また、新品である必要もなく、中古の対策本でも問題ありません。
不合格にならないためのSPI対策本の使い方
SPI対策本の使い方について解説します。
問題にとにかく慣れる
SPI対策本には例題と練習問題が含まれています。WEBテスティングサービスの問題はほとんどがパターン化されているため、問題と解法を反復練習することで本番の試験で高得点を十分狙えます。
言語・非言語の問題は中学・高校初級レベルで、難しい問題はほとんど出題されません。反復練習することで問題の傾向を覚え、解法に慣れることが重要です。
実際に就活でWEBテスティングサービスやテストセンターを受験した経験がある場合でも、例題や練習問題を使用してスキルを向上させましょう。問題を何度も解いて、解法が即座に思い浮かぶようにしましょう。
時間管理が肝心
WEBテスティングサービスの問題は難易度が高くないため、大学入試を経験した人であれば解ける問題ばかりです。
この試験の難しさは、問題の難易度ではなく、時間制限にあります。だから、学力を試す試験というよりも、大量の問題を与えられた時にどう処理するかを試す処理能力の試験のように感じます。
短い時間内に多くの問題を解かなければならないため、例題や練習問題を解いている時から時間を計測し、試験の時間感覚を身につけることが重要です。反復練習により、問題を見たら即座に解法を思いつけるようになれば、試験本番でも安心です。
反復と苦手分野の集中
SPI対策本を手に入れたら、まずは全ての問題を一通り解いてみましょう。
恐らく得意な分野と苦手な分野が明確になるでしょう。
転職活動は忙しいものです。正直、筆記試験対策に時間をかける余裕はありません。
対策に割ける時間は限られていますから、得意な分野に過度に時間をかけず、苦手な分野に重点的に取り組むことが必要です。苦手分野に集中的に対策することで、試験本番で得点を向上させることができると思います。
試験本番で焦らないためのポイント
試験本番で焦らないようにするためのポイントを紹介します。
時間がかかる問題はスキップ
え?そんなことしていいの?と思われる方もいるかもしれません。
一般的な試験の概念からすれば、スキップはあり得ないことかもしれません。
ただ、この試験においては、試験本番で時間がかかりそうな問題があれば迷わずスキップしましょう。限られた時間で最大限の効果を出すマインドセットが必要です。全問に回答する必要はありません。
解けない問題に時間を費やすよりも、確実に解ける問題に時間を使うことが不合格を防ぐコツです。
リラックスできるか
WEBテスティングサービスはストレス耐性を試す試験でもあります。短い時間の中で試験時間が刻一刻と減少し、問題を解いていかなければならないため、試験本番ではとにかくリラックスし、イライラせずに最後まで集中して問題を解くことが重要です。
イライラして集中力を欠いてしまうような人は注意が必要です。イライラすることで途中で試験を諦めたり、得点が伸びなくなるリスクが高まります。
しかし、焦る必要はありません。解けない問題があれば迷わずスキップすることもできます。これにより、ストレスを軽減できます。
忙しくて試験対策に時間が割けない人に向けて
これまで対策本を使った試験対策について解説してきましたが、中には試験受験期間が迫っており、時間が限られている人もいるかもしれません。
そのような方には、WEB上で即座に対策を始めることができる方法もあります。
Study Proのようなオンラインのリソースを活用することで、試験に向けた準備を迅速に進めることができます。
例えば、上記のようにStudy Proを利用すれば通勤時間などの空いた時間を活用して、気楽にSPI対策を進めることができます。
他にも類似のサイトは存在しますが、Study Proはその優れた機能で他を圧倒していると思います。また、スマートフォンアプリ版も提供されており、非常に便利です。
もちろん、対策本とStudy Proを組み合わせて利用することで、さらに効果的な対策が可能です。対策本で苦手と分かった分野をStudy Proで集中的に対策することで、試験対策の効率を向上させることができます。
WEBテスティングサービスの合格基準
WEBテスティングサービスの合格基準について気になる方も多いと思います。
一般的には、転職における筆記試験では、通常、明確な「合格基準」が設定されていることは稀です。
新卒の就活では、多くの学生からの応募者を絞り込むために筆記試験が「足切り」の役割を果たすことが多かったです。しかし、転職のような中途採用は職種単位で行われるため、応募者数が比較的少なく、職務経歴やスキルなどの要因が選考の主眼となることが多いです。
したがって、筆記試験が終わったら、その結果に一喜一憂するのではなく、通過点だと捉えて次の面接対策に集中することが重要です。中途採用の場合、職務経歴やスキルがより重要視されるため、それらをアピールできる面接が重視されます!
性格検査の対策も忘れずに
ここまで基礎能力適性検査の対策について解説してきましたが、性格検査の対策も不可欠です。
自分自身の性格について偽る必要はありませんが、性格適性検査で何が評価されるかを理解しておくことは重要です。
性格検査では、受験者がその会社の「理念・社風・環境」と適合し、求めている人物像に合致しているか、またストレスへの耐性などが評価されます。
ただ、その結果をどう利用するかは選考する会社側に委ねられています。ほとんどのケースでは、面接の補助的な資料とすると思いますが、過度に自分をよく見せようと嘘偽の選択肢ばかりを選んでしまうと、その整合性が取れなくなり墓穴を掘ることになりますから注意が必要です。
対策としては、今回応募した求人で、活躍している人はどのような人?というイメージを持ち、それを演じるつもりで解答するといいと思います。
ただし、矛盾したことを言いますが、過度な演技や誇張は逆効果となりかねないので、自然体で臨むことが大切です。