ごんです。
世間的には良い印象を持たれない転職回数の多さについてお話したいと思います。
私はこれまで4回の転職を経験しました。数だけで考えたら、私以上に転職を重ねている方も大勢いると思います。身近にも私と同じ年齢にもかかわらず、7回の転職を経験された方もおられます。
実際の面接評価では、どのくらいの期間で、どのような職歴を辿ってきたかも見られますが、この7回転職した方の例から分かるように回数が増えても転職できている事実はあると言えます。
今回の記事では、転職において転職回数なんて気にしなくても良いよ!という話をしたいと思います。
このブログでは、転職活動に関する有益な情報を読者の皆様に発信しようと日々努力しています。この記事が少しでも誰かのためになったのであれば光栄です。
目次
転職は手段
転職するということは手段です。
何の手段かというと、自分自身が実現したいキャリアを達成するためや、それに少しでも近づけるための手段と考えます。
ジョブホッパー(転職回数が多く、仕事が安定しない人)であってもその本質は変わりません。転職においては何回したらダメ、というルールがあるわけではないので、転職理由が正当化できるのであれば、転職回数は気にしなくていいと考えます。
転職を成功させるにはストーリーが大事
転職で大事なことは、応募先の仕事を「何故したいか?」という理由と、そこに行き着くまでのキャリア、その仕事を通じて発揮できるスキルに一貫性があるかどうかだと思います。ただし、未経験の転職の場合は除きます。
この部分をストーリーテラーのように論理的かつ情熱を持って語ることができれば、応募先の面接官も腹落ちしやすく、その結果、採用されやすくなります。ストーリーは骨太であればあるほど、しっかりと面接官に伝えられると思います。
要は、転職回数が多くても、それを超える魅力を自分から発信していけば、転職回数が理由で不採用になるとは思えません。
もしも、それが理由であれば、属性で判断される書類選考の段階で不合格になって当然です。
転職回数が多いという不利な状況でも、面接に呼んでいただけたのであれば自信を持っていいと思います。もちろん過去の転職理由は面接で必ず尋ねられるので、事前準備は必要だと思います。
人手不足が後押ししてくれる
人手不足という外部環境も後押ししてくれます。
日本は少子高齢化の影響で労働人口が減っており、私が勤める会社の上司も嘆いています。優秀な人は他社との奪い合いで、人の数だけ揃えようとすると、質が担保できないという状況だそうです。
未経験から採用して育てるにしても教育コストと時間がかかるので、今後も転職に対する企業ニーズは高まっていくと思います。
つまり、優秀であれば、転職回数が多くても企業は採用を決める必然性があります。
やっぱり不利になることも
結論を言ってしまえば、応募先の企業や面接官次第です。
転職回数が多いということは、同じ数だけ退職をしているということです。
採用する企業側は、転職回数が多い候補者は「退職への心理的なハードルが低いことから、何か不満を抱えたら短期間でも簡単に辞めてしまうのでは?」と考えます。このような懸念を持たれることは当然のことなので、他の部分でフォローするしかありません。
私のこれまでの在籍期間は、1社目が1年2ヵ月、2社目が2年7ヵ月、3社目に至ってはたったの3ヵ月、4社目は3年7ヵ月です。今の会社に転職する時の面接で、この職歴について触れられましたが、丁寧に説明することで面接官の納得を得ました。
目的のない転職はするな
私は、転職回数が多いことについて肯定的な意見を持っていますが、回数に関係なく、転職で絶対にやってはいけないことがあります。
それは、目的のない転職です。
どんな転職であっても前向きに考え、必ず自分自身のキャリアビジョン(実現したい最終的なゴール)を設定し、そのロードマップの途中にいると捉えることで、物の見方も変わると思います。
ただ、目的のない転職というのは、自分の将来キャリアにならない可能性があるので絶対にすべきではないです。
具体例な転職成功例
最後に、私の知人や友人の具体的な転職成功例を紹介したいと思います。
30代男性、7回の転職でキャリアアップ
Aさんは、職場の元同僚です。30代半ばなのに、これまでに7回の転職を経験しています。
Aさんは、最初の職場を3年で辞め、その後も1年から3年ごとに転職を繰り返していたそうです。彼の転職理由は、常に自分のスキルを高めるためであり、より挑戦的な環境を求めて、年収も着実に上がっていたようです。
Aさん以外で、ここまで転職を繰り返している人を見たことはありませんが、その多様なキャリアから培った自分のスキルセットを活かして、7回目の転職では大手企業の管理職に就き、大幅な年収アップにも成功しました。
20代女性、理想の仕事に出会う
Bさんは、学生時代の友人です。20代で4回の転職を経験しました。
彼女は最初の職場での働き方が合わず、よりフレキシブルな働き方を求めて転職を決意しました。次の職場では自分の興味を活かし、専門スキルを身につけました。結果として、彼女は自分が本当にやりたい仕事に出会い、現在は理想の職場で充実した日々を送っているようです。
まとめ
- 転職回数が多くても、その経験がキャリアの発展に寄与する場合、採用面での不利は考え過ぎない方が良い。
- 重要なのは、自分の転職の理由や成果を明確にし、それをストーリーとして企業に伝えること。
- 転職は自己成長とキャリアの進展のための手段であり、新たな挑戦や専門知識の獲得につながる場合が多い。
- 採用企業は人手不足の時代において、経験豊富な候補者の価値を認識している。
- 転職を考える際には、将来のキャリア目標と自己成長の観点から選択することが重要である。
この記事を読んで、皆さんの転職経験についてもぜひ聞かせてください。
もし良ければコメント欄に転職エピソードや質問を投稿してくださると幸いです。私もできる限りお答えしたいと思います。