第二新卒 転職攻略法

第二新卒が限られた求人から自分に合った最適なキャリアを掴むには?

ごん(@career_gon)です。

学生時代に就職活動を行い、苦労の末に入社した会社を3年以内で離職し、転職していく若手社員が増えています。

その人たちを表わす言葉として、第二の新卒ということで「第二新卒」という言葉が作られましたが、今では世間に浸透してきたように感じます。

終身雇用が当たり前だった昭和や平成初期までは、最初に入った会社で定年まで過ごすことが当たり前でしたが、嬉しいことに今はそうではありません。

しかし、第二新卒の転職は良いことばかりでなく、限られたキャリアの選択肢から自分に合った新しいキャリアを見つけなければなりません

今回は、第二新卒の人が転職活動で直面する現実について、それを理解したうえで、どのように対処すべきかを私なりに解説したいと思います。

参考になれば幸いです。

まずは第二新卒について理解を深めよう

どのくらいの人が第二新卒で転職するの?

厚生労働省が発表している「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」のデータによると、大卒者の約3割の人が新卒入社から3年以内に仕事を辞め、新しい職場へ転職しています(平成30年)。

新卒入社した会社がとんでもないブラック企業であったり、上司から執拗なパワハラを受けたり、仕事内容に興味を持てなかったり、新しいことへ挑戦したくなったり・・・

3年以内に退職する理由は人によってさまざまです。

私も初めての転職が26歳で、大学院の修士課程を出て、まだ1年2カ月しか経っていませんでした。感覚的にはなりますが、私の周りでも3~4割くらいが第二新卒で1回目の転職を経験しています。

どこへ転職しているの?

第二新卒は、年齢も若いし、特定の企業文化へ染まっていないので、しっかりと教育さえすれば戦力として期待できるという声もあります

同じ業界内で、同じ職種へ転職するようなステップアップやキャリアアップよりも、未経験で今とは違う業界や職種へキャリアチェンジする人が多くいます

それは、第二新卒がポテンシャル採用(未経験者を対象)という側面もあるからだと思いますが、他にも社会人になったことで学生時代には考えもしなかった人たちと出会うようになり、その結果として知識が増え、視野も広がり、別のことへ興味や関心を持つようになった人も多くいるはずです。

私の周りでは、ホテル勤務から貿易事務、メーカー営業からSEというように業界・業種・職種を変えて新しいことへチャレンジしています。また、メーカー勤務から染め物の職人、ITベンチャーから起業という一生に一度の人生を楽しんでいる人もいます。

もちろん中には同じ業界内で競合他社へステップアップしている人もいて、人それぞれです。

やりたいことへのこだわりが強い人には厳しい現実

第二新卒といっても、先ほど紹介したように人によって様々です。

なかには、私のようにやりたいことが明確で、譲れない条件があり、こだわりが強い人もいるでしょう。そういう人には第二新卒の転職事情はひょっとすると厳しい現実になるかもしれません。

しっかりとした戦略が必要

私は憧れの仕事があって、キャリアへのこだわりが強く、第二新卒の時から非製薬から製薬業界へのキャリアチェンジを夢見てきました。

そして、第二新卒を経験したからこそ分かりますが、第二新卒で希望通りのキャリアを見つけるというのは簡単ではありません

何故かというと、まず転職市場にある求人のほとんどが経験者をターゲットにした求人であり、年齢的にも、経験的にも新卒とさほど変わらない第二新卒を積極的に受け入れてくれる企業は少ないのが現実です。

実際に第二新卒で転職活動をしてみれば、私が言っていることもよく分かって頂けると思います。

だからこそ、こだわりが強い人ほど、第二新卒で納得したキャリアを見つけるには、しっかりとした戦略を立ておかないと失敗する可能性が高いです。

戦略とは計画性を持つこと

一番不幸なことは、今の仕事が嫌で、何の計画性もなく、内定を受けた企業へ妥協して転職してしまうことです。

妥協が何故、ダメか?というと、その後も転職を繰り返してしまうリスクが高まりますし、我慢して仕事を続けたとしても精神的な苦痛からストレスを受け続けることによる健康上の心配も出てきます。

その状況になると、以前の職場がどんなに恵まれていたかと再認識し、計画性もなく転職したことを激しく後悔してしまうかもしれません

しかし、第二新卒の場合、妥協もある程度は仕方がないという思いもあります。その時には、計画性を持ち、いざとなればリカバリーできるような戦略を立てておくといいでしょう。

例えば、「ここで3年経験を積んだら次は○○へチャレンジしよう!」と、目標を持つだけで違うと思います。

第二新卒が限られた選択肢から最高のキャリアを探す方法

転職以外の選択肢も考える

既卒という選択

別の記事でも紹介していますが、新卒入社から3年以内であれば、既卒という枠で新卒へ再びチャレンジすることもできます。

何というか「新卒」は最強のカードで、新卒と言うだけで、パイロットにも、アナウンサーにもなれますし、他にどの仕事にも就くことができるのです。

既卒の場合、さすがにそこまで多くの選択肢から選ぶことは出来ませんが、第二新卒に消極的な企業も中にはあるのでチャンスは広がります

今の会社へ残るという選択

転職活動を行った結果、内定が取れた企業と今の仕事の比較を行い、「今の会社へ残る」という選択肢も選ぶことができます

内定を受けたからといって、必ず転職しなければならないということもなく、内定辞退も可能です。仮に、今の会社へ残る選択をしたとしても、転職活動を行った経験は近い将来、どこかで必ず役に立つので無駄にならないと思います。

公務員や士業を目指す

実は、公務員にも民間経験者から志願者を募る経験者採用という枠があります

ただ、公務員という仕事は向き・不向きがあるし、これまで公務員でなかった人が公務員を目指す合理的な理由も考えなければなりません。自治体にもよりますが、30歳前後まで受験資格があります。

あとは、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、弁理士など、業務独占資格を狙うこともできるでしょう。業務独占資格は、その資格を持っていないと携わることが法律で禁止されている資格のことです。

このような仕事も資格があるからと、すぐに業務を開始できるほど甘くありません。場合によっては、学校へ通わなければならないこともあるでしょうし、また資格取得後の実務経験のことを考えると、年齢的にも第二新卒がラストチャンスでしょう。

一発逆転を考えず経験を鍛える

第二新卒は、職務経験が無かったり、あったとしても年数が短くてキャリアとして十分な評価が得られません

だから、結局はポテンシャルを見ての採用となることが多いです。経験者として選考に進めたとしても、他に十分な経験を持った候補者(例えば、30代前半の経験者など)に負けてしまい、選考で勝ち上がることは難しいでしょう

だから、第二新卒の場合は「次の転職でやりたいことを実現しよう!」、「一発逆転してやろう!」という考えを捨て、どうすれば将来やりたい仕事へ就くことができるか?と長期的な視点で考えなければなりません

もし、今の会社に残っても、将来自分が就きたい仕事ができたり、また経験を鍛えて次は経験者として転職出来ればいいですが、第二新卒を考えるような人のなかには今の仕事がそういう状況にない人が多いかもしれません。

だから、一度、規模は小さくても、スキルが身に付くことを優先に考えて転職し、その会社で経験を積んでから、憧れの企業へ転職することも手段としてはあります。

私はそれで26歳から29歳までの約3年間、バイオベンチャーで経験を鍛えてきました。東証一部上場で、3000億弱の売上があったメーカーからベンチャーへ進んだので、ボーナスも無くなり、年収も下がりましたが、まだ独身で、20代でしたし、経験を鍛えるならば最適な選択だったと今振り返ると思います。

第二新卒が希望するキャリアを見つける最善の方法

転職エージェントがおすすめ

第二新卒の転職は、転職エージェントがおすすめです。特に、第二新卒の求人に強い転職エージェントが頼りになります。

ここまでお伝えしたとおり、第二新卒の求人というのは転職市場全体から見ても決して数は多くないので、希望に合致した求人票と出会えるかは運次第です。その点、第二新卒に強い転職エージェントの場合、同じように新卒入社から3年以内の第二新卒層が多く登録しているので、企業から第二新卒をターゲットにした求人が集まりやすく、一般の転職エージェントでは見つからなかった求人も第二新卒に強い転職エージェントであれば紹介してもらえる可能性が高いです。

また、転職活動を始めてからも希望する求人となかなか出会えず、厳しい現実に直面した時でも、キャリアアドバイザーが悩み相談にも乗ってくるので、様々な視点からアドバイスをもらえると思います。

周りの誰にも言えず、孤独になりがちな転職活動では、そういう頼りになる人の周りにいてくれるだけで安心できます。

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